[2016年08月21日]

行水の捨て処なき虫の声

上島鬼貫(1661〜1738)

虫の声が秋の季語。虫、虫の音、虫時雨、虫の秋、虫の闇、昼の虫、残る虫、すがれ虫なども同意の季語です。
俳句で言う虫は、秋に鳴く虫のこと。蝉は除いて草むらで鳴く虫を指します。大別すると二つに分かれます。一つは、きりぎりす、うまおい、くつわむしなど、二つは、こおろぎ、すずむし、まつむし、かんたん、くさひばり、かねたたきなどです。前者は野趣のある声、後者は味のある声ですね。鳴くのは雄、雌は鳴きません。
この句は、草むらにすだく虫の声がするので行水に使った盥の水をどこに捨てたらいいか、迷っている心根のやさしい日常が描かれていますね。
作者うえしま・おにつらの紹介は、2005年1月14日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・昨日は、北海高校が決勝に進出、今日は大西健斗投手の出来次第。リオ五輪の男子400メートルリレーで日本チームが銀メダル。予想もしないことが起きるものですね。

投稿者 m-staff : 2016年08月21日 09:55

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