[2016年08月26日]

霧の中おのが身細き吾亦紅

橋本多佳子(1899〜1963)

吾亦紅(われもこう)が秋の季語。吾木香、我毛香なども同意の季語です。
ベランダの鉢の吾亦紅は、風に抗して元気よく咲いています。咲き始めは紅紫色で、日が立つにつれて褐色に替わりますが、散ることはありません。バラ科の多年草。秋の七草とともに全国各地の野原で咲いていますね。高さは50センチから1メートルほど。茎の上のほうで枝が分かれて濃い紫色の花弁の無い花が密集して穂状に開きます。苞と萼だけで花弁の無い花ですね。
この句の吾亦紅は、霧の中で、茎が細くて長くて、それでも風に吹かれて元気よくゆらゆらと立っています。
同じ作者に次の句があります。
人の子を濃霧にかへす吾亦紅  多佳子
何やら事情の在りそうな光景ですね。
作者はしもと・たかこの紹介は、2005年1月25日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・パリーグが面白くなってきました。ついに日本ハムがソフトバンクから首位を奪いました。北海道と九州の戦いです。セリーグは広島で決まりでしょうね。

投稿者 m-staff : 2016年08月26日 09:48

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