[2016年08月30日]

一羽啼きみな和す家鴨秋風裡

成瀬櫻桃子(1925〜2004)

秋風裡(しゅうふうり)が秋の季語。秋風、秋の風、素風、金風なども同意の季語です。
秋風と言えば初秋と晩秋の身に染む風が好んで俳句で詠われますね。秋から冬への季節の変わり目に風が特に意識され句材になりやすいからです。
この句の「家鴨(あひる)」短い脚で尻を振って歩くのでユーモラスでほほえましく感じられますね。それも集団で歩いているのですから楽しくなります。一羽が啼きだすと一斉に皆がグワグワと啼きだします。この賑やかさが秋風裡の中で際立っています。気持ちが和んできますね。
作者なるせ・おうとうしの紹介は、2005年6月30日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・台風10号は、昼過ぎから夕方にかけて東北地方に接近し、その後上陸するようです。関東地方への上陸はありませんでしたが、各地で大雨が降り、洪水が心配です。

投稿者 m-staff : 2016年08月30日 09:26

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