[2016年09月11日]

頂上や淋しき天と秋燕と

鈴木花蓑(1881~1942)

秋燕(しゅうえん)が秋の季語。燕帰る、帰燕、去ぬ燕、残る燕、秋の燕なども同意の季語です。
わが国で燕は3月ごろに渡ってきて、北は道南地方、南は種子島以北にかけて、ほぼ全国的に巣を作り繁殖します。9月ごろになると海を越えて南下して、中国の南部やフィリピン、ニューギニア地方で冬を過ごします。秋燕とは、渡り去るまでの燕を言い、残る燕はその時季になってもなかなかけらに燕を指します。
この句のように、燕が去るころには、山々の秋色も深まりを見せて、頂上からふもとへ彩を変えてゆきます。そうであれば、秋は頂上から始まるとも言えますが、そこよりさらに上方の空へ飛び去ってゆく燕こそに淋しさを見るべきと詠っています。
今日は、大相撲九月場所初日。白鵬が休場ですから、稀勢の里にチャンス到来ですが、さてどうでしょうね。
作者すずき・はなみのの紹介は、2006年1月27日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・セリーグの今年はカープ、去年はヤクルトが優勝。それにしてもカープは黒田、新井の再加入でチームが生まれ変わりましたね。この後は、CS,そして日本シリーズへまっしぐら、がんばれ。

投稿者 m-staff : 2016年09月11日 09:44

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