[2016年09月12日]

手に持てば束ひんやりと曼珠沙華

加藤三七子(1925~2005)

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が秋の季語。彼岸花、死人花、天蓋花、幽霊花、捨子花、狐花なども同意の季語です。
秋の彼岸が近づくと、畔や墓地などに咲くので彼岸花という名前が
付きました。中国から稲作の伝来とともに渡来し、曼珠沙華は梵語の赤い花と言われています。地中の大きな鱗茎から30センチから40センチほどの花茎が伸びて花を開きます。有毒植物などから嫌う人が多いのですが、よく見ると誠に美しい花ですね。この句は、曼珠沙華の束を持ってみるとひんやりとしたというだけのことですが、花が花ですから意味深に思えますね。
・ゆらゆらと回想のぼる曼珠沙華  風伯
作者かとう・みなこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・女子野球W杯、日本の「マドンナ・ジャパン」が5連覇。日本の女子野球は世界一。野球の基本的なプレイが確りしていて本当に強くて上手い代表チームです。感心しました。

投稿者 m-staff : 2016年09月12日 09:36

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