[2016年09月18日]

墓石に朱文字の大姉一位の実

藤岡筑邨

一位の実が秋の季語。水松(いちい)の実、あららぎの実、おんこの実なども同意の季語です。
北海度ではアイヌ語で「おんこ」と言います。子供のころよく食べましたね。イチイ科の常緑高木。秋になると、赤くかわいらしい実を作ります。この赤い実は食べられるのですが、なかば顔を出した黒い種子の方は有毒で食べられません。子供が種子まで食べてよく騒ぎになります。「おんこ」は、東北、北海道の方言。「あららぎ」は古名。
この句の「大姉」は、女子の戒名の下につけますね。墓石に大姉の戒名が朱色で刻まれています。お墓の周りには一位の木が茂っています。作者の祖母を偲んでの句ですね。
作者ふじおか・ちくそんの紹介は、2008年5月18日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・パラリンピックをテレビで見ていると、選手は楽しんでいるというよりもつらい悲壮な顔をしています。メダル争いというのも残酷なものですね。

投稿者 m-staff : 2016年09月18日 09:33

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