[2016年09月21日]

雨つよし弁慶草も土に伏し

杉田久女(1890~1946)

弁慶草が秋の季語。いきくさ、血止草、根無草、はちまん草、ふくれ草、はまれんげなども同意の季語です。
いかめしい名前にしては花が優しく風情があります。ベンケイソウ科の多年草。日当たりのよい山地の草原に自生しています。秋になると淡紅色または白色の小花を半球型につけ、茎を切り取ってもしばらくは枯れずに、土に挿せばまた生き返るので、その強さをあの弁慶に例えてつけられました。葉はあぶって腫物や虫刺されに効くと言われています。
この句は、強い雨に弁慶草が打たれて土に倒れている姿が映し出されていますね。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:平井照敏編「季寄せ」NHK出版、2001年刊)
・台風16号は夜半のうちに太平洋上で温帯低気圧になりました。秋雨前線を刺激して各地に大雨をもたらしました。台風はまだ続きそうです。安心できませんね。

投稿者 m-staff : 2016年09月21日 09:48

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