[2016年09月28日]

山葡萄故山の雲のかぎりなし

木下夕爾(1914~65)

山葡萄(やまぶどう)が秋の季語。
ブドウ科のつる性植物で野葡萄とよく混同されますが、こちらは栽培種の葡萄とよく似て、小さな黒褐色の実が房状につきます。寒い地方に多く、高い木に絡まっていますね。甘酸っぱい実は食べておいしくほかに果実酒、ジュースなどに利用されます。人間のほかに熊や猿などが好物で、たいがいはすぐに採取されます。忘れられたように残っているのはうれしいものですね。葉は長さが30センチほどにもなる大きなもので形が良くて、秋には目の覚めるような見事な紅葉となり、「葡萄紅葉」と呼ばれます。
この句の「故山(こざん)」は、ふるさとの山、転じて故郷を言います。故郷の山は、父のような大きな存在ですね。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・25日から暑い日が続いています。台風17号は大陸の方へ流れて行きました。寒暖の差の激しいときは体に応えますね。どうぞご自愛ください。日本ハムは今日、大谷が投げて優勝するでしょう。

投稿者 m-staff : 2016年09月28日 09:29

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5704