[2016年10月05日]

丈高きことが淋しく花紫苑

遠藤梧逸(1893~1989)

紫苑が秋の季語。しをに、鬼の醜草(しこぐさ)なども同意の季語です。
台風のシーズンによく見かける花ですね。キク科の多年草、日本原産。古い名前を「しをに」と言い、平安時代から栽培されています。大形で草の丈は2メートルを越え、茎の上で枝を分け、その先端に3センチほどの淡い紫色の花をつけます。花びらの紫色と花芯の黄色の配列がきれいです。もろもろの花から抜きんでて花を高く咲かせる秋らしいさわやかな花ですね。漢方では鎮咳剤、鎮痛剤などに用いられます。
この句は、たくさんの花が咲いている庭の中で、ひときわ高くその存在をアピールしているのが紫苑。しかし、晴れ晴れしさの割には、淋しさを感じてしまうと表現されていますね。
作者えんどう・ごいつの紹介は、2006年10月16日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・日本では台風18号、アメリカではハリケーン「マシューズ」が猛威を振るっています。脅威が去るまでは、じっと我慢するしかありませんね。

投稿者 m-staff : 2016年10月05日 08:54

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