[2016年10月09日]

空遠く声あはせゆく小鳥かな

炭 太祇(1709~71)

小鳥来るが秋の季語。渡り鳥、鳥帰るなども同意の季語です。
秋になると、大空を小鳥が群れを成して渡る季節ですね。海のかなたから飛来するのもあれば、国内で移動する群れもあります。小鳥来るが秋に季語であるのはそのためです。春に移動するのは鳥帰る、鳥雲に入るといって区別をしています。
作者はその渡り鳥の群れを見上げています。この「声あはせゆく」の表現が見事ですね。これにより、小鳥の様子とそれを下から見上げている人の楽しさが同時に伝わってきます。まことに現代的な感覚で今の人にも訴えかけてきます。
作者たん・たいぎの紹介は、2007年7月日を参照。
(出典:大岡 信著「第六 折々のうた」、岩波新書、1987年刊)
・阿蘇山がまた活発な火山活動を始めました。噴石や火砕流に警戒しなければなりません。今年の九州地方は災害のダブルパンチで厳しい環境にありますね。

投稿者 m-staff : 2016年10月09日 09:39

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