[2016年10月15日]

木食や梢の秋になりにけり

菅野谷高政(生没年未詳)

梢の秋が秋の季語。
俳諧における談林風は、斬新奇抜な趣向と自由な表現が特色です。大阪の西鶴に対して京都で奇矯な風体で活躍しました。
この句の「木食(もくじき)」は、米穀を断ち、木の実を食べて修行する僧侶を言います。秋は彼らの季節で「梢の秋」になって喜んでいます。梢には果実がたわわに実っているという意味と梢の秋すなわち旧暦9月の異称をかけています。このような機知を凝らした俳諧は、芭蕉俳句によって衰えましたが、当時はあれこれと技巧を凝らした句が主流でした。
今日から新聞週間。
作者すがのや・たかまさは、江戸前期、京都の人。西山宗因の薫陶を受け、後の京都談林派を代表する俳人となりました。西鶴の阿蘭陀流に対して高政は伴天連社を起こして競争しました。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・プロ野球のリーグ決定戦は、セもパも王手がかかり、今日にも決まりそうですね。今日は横浜で句会、天気は良さそうです。

投稿者 m-staff : 2016年10月15日 08:59

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