[2016年10月22日]

燈火親しもの影のみな智慧持つごと

宮津昭彦(1929~2011)

燈火親しが秋の季語。燈火親しむ、読書の秋も同意の季語です。
中国の詩人、韓愈(かんゆ)の詩篇のなかに「燈火稍親しむべく」とあるように、秋の夜長に燈火に親しむのは、我々日本人だけの季節感ではありませんね。秋涼とか、夜長とか、読書や思索には最高の季節を、万葉の時代から豊かに過ごしてきました。しかし、夜長が退屈であったのも事実でしょうね。
この句では、燈火のもと、読書で得た知恵を、自己へ投影する周囲の事物に見出すと詠っています。「もの影のものみな」が面白い表現ですね。
今日から京都時代祭、鞍馬の火祭。
作者みやつ・あきひこの紹介は、2009年1月26日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・昨日の鳥取中部地震は驚きましたね。深さが10キロメートル、M6.6、震度6弱の倉吉市など、広島市のマツダスタジアムまで揺れていました。今日は日本シリーズの開幕。第1戦は、大谷とジョンソンの投げ合いになります。大谷と田中の対戦に興味があります。

投稿者 m-staff : 2016年10月22日 09:30

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