[2016年10月25日]

しぐるるもまた好日の蔓もどき

齋藤美規(1923~2012)

蔓もどきが秋の季語。蔓梅擬(つるうめもどき)も同意の季語です。
この植物は、生け花の材料としてときどき見かけますね。
ニシキギ科の落葉低木で、幹は蔓になって他の木に絡んだり、這いまわったりして5月ごろに、葉腋に黄緑色の五弁の花を開きます。雌花にできるえんどう豆ぐらいの球形の果実は、秋になって熟すると3つに裂けて黄赤色の顔を出してとても美しく見えますね。梅擬に似ていて蔓になるのでこの名前が付きましたが、梅擬はモチノキ科で科が違いますね。
この句のように秋時雨は、急に来てすぐに降りやみます。しぐれていてもすぐに晴れて好日になります。その一日の天気の変化を蔓もどきは、じっくりと見ています。
作者さいとう・みきの紹介は、2008年10月23日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・今朝はこの秋一番の寒さ。ワールドシリーズは明日から始まります。アメリカ北東部のクリーヴランドとシカゴの対戦ですから天気が心配ですね。日本シリーズは札幌ですが、屋内なので雪の心配はありません。

投稿者 m-staff : 2016年10月25日 09:20

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