[2016年10月26日]

長き夜の隔離の廊下魔が通る

藤後左右(1908~91)

長き夜が秋の季語。夜長、夜長しなども同意の季語です。
1年中で夜がもっとも長いのは冬至のあたりですが、夏の短夜の後なのですっかり夜が長くなったと感じますね。また、冷え冷えとした秋はいっそうその夜の長さを実感します。春を日永、秋を夜長というのは不合理と言えますが、季節感は人間の感じを主体にしているのですから、一向に差し支えはありません。短夜として感じられた夏の夜に対して秋の夜はしみじみと夜の長さを感じられます。
この句の作者はお医者さん。ちょっと怖い句ですね。晩秋の隔離病院の廊下は誰も行きたくはありませんが、医者ですから患者の様子を見に行かねばなりません。そのとき廊下に「魔」が通りました。いったいどのような魔なのでしょうね。
作者とうご・さゆうの紹介は、2008年11月13日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・昨晩の日本ハムと広島の試合、延長10回、大谷選手のサヨナラ打、驚きましたね。インコースへの速球、腕をたたんで降りぬけば、ライトへの痛烈な打球。投手が猛打賞でサヨナラ打は、初めてだそうです。

投稿者 m-staff : 2016年10月26日 09:20

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5733