[2016年10月30日]

独房に釦おとして秋終る

秋元不死男(1901~77)

10月30日
独房に釦おとして秋終る
秋元不死男(1901~77)
秋終るが秋の季語。暮の秋、秋暮るる、暮秋、秋の末なども同意の季語です。
「秋の暮」と紛らわしいのですが、「秋暮るる」ころを言います。つまり、秋の末つ方のこと。実作の上では、しばしば両方ともに混同されて用いられる場合もあります。「晩秋」とほぼ同意ですね。同義には違いありませんが、より心理的な様子を含んでいます。それはある意味で詠嘆のあるなしとも言えます。しかしながら、「行く秋」とは違った感覚を持っています。
この句の作者は、1941(昭和16)年に治安維持法による俳句事件で2年間の獄中生活を体験しています。秋の終わりに、独房とわざわざ断っているのは、その罪の重さがほかの罪人とは違っているからでしょうね。釦(ボタン)を落としてという表現は、特に重く感じます。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・日本シリーズは、日本ハムが4勝2敗で広島を下して優勝。今年の北海道は台風災害で大変でしたが、これで少し元気になりましたね。日本ハムにはレアード、バース、広島にはジョンソン、エルドレッドといった外人部隊が活躍して、日本一になるには彼らの活躍が必要で外人の力がはっきりしたシリーズでしたね。それを使った栗山監督の勝負勘のよさ、緒方監督は経験不足でした。あとはワールドシリーズを楽しみます。

投稿者 m-staff : 2016年10月30日 10:02

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