[2016年11月05日]

秋潮に漂ふものも去りゆきし

中村汀女(1900~89)

秋潮(あきしお)が秋の季語。秋の潮、秋の潮(うしお)なども同意の季語です。
秋の潮は、春と同じように干満の差が激しくなります。その澄んだようなさわやかな潮には、明るさよりも秋の淋しさが感じられます。秋の日が海の少し深い場所にも射しており、小さな魚の泳ぐのが見られることもあります。潮に色も春とは違った陰影がありますね。
この句は、人気のない海岸で眺めていると夏のにぎやかさが一変した様子に秋の潮の淋しさがこもります。
今日は、津波防災の日。2011(平成23)年3月に発生した東日本大震災による甚大な津波被害を踏まえ、同年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」では、広く津波対策についての理解と関心を深めることを目的として、毎年11月5日を「津波防災の日」と定めています。
11月5日は、1854(安政元)年に大きな津波被害をもたらし、「稲むらの火」のモデルにもなった安政南海地震が発生した日にちなんだものです。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今朝は頂上に雪をかぶった富士山が朝日に輝いて見えます。寒くなればなるほど、お山がくっきりと見えるようになります。そのようなときの相模湾は、穏やかな波となっています。

投稿者 m-staff : 2016年11月05日 09:30

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