[2016年11月14日]

夢に似てうつつも白し帰り花

大島蓼太(1718~87)

帰り花が冬の季語。返り花、帰り咲、狂い咲、二度咲、忘れ花、狂ひ花なども同意の季語です。
小春日和のころに、草木が時節はずれの花を咲かせることがありますね。それは梅、桜、梨、つつじ、山吹、たんぽぽなどによく見られます。気温が急に高くなったために花芽が思わぬ発育をして開花するものです。葉の落ちつくした梢に咲いていたり、植えこんでいる樹木のところどころに花がついていたりして、わびしくて寂しい趣がありますね。
この作者は、帰り花を眺めて、これはうつつの花かしらといぶかっています。夢でも見るようなはっきりしない白さですが、やはり現実の花というほかはありません。と言っても春の生気はなく、帰り花は夢のようなものと、「白し」でそれを表しています。
同じ作者に次の句があります。
汗拭いて米搗く僧や帰り花   蓼太
本当の春が恋しくなりますね。
作者おおしま・りょうたの紹介は、2009年11月28日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・4戦ほど侍ジャパンの野球を見ましたが、課題ばかりで来年の3月の本番が心配です。小久保監督の疑問多い采配。特に投手の交代に関しては経験不足を露呈。コーチ陣を再編成したほうが良いと思います。大谷選手の素晴らしが際立っていましたね。

投稿者 m-staff : 2016年11月14日 09:19

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