[2016年11月16日]

綿虫やむらさき澄める仔牛の眼

水原秋櫻子(1892~1981)

綿虫が冬の季語。雪蛍、雪婆(ゆきばんば)、大綿、雪虫なども同意の季語です。
北海道の旭川に住んでいたころ、10月の半ばを過ぎれば、よく見かけました。そのときの呼んでいたのは「雪虫」でしたね。幻想的な光景でした。
アブラムシ科の昆虫。そろそろ雪が降りだそうかという時期に現れるので、北国では雪虫、雪蛍、雪婆などと呼んでいます。
この句では、雪の来ようとする空に、綿虫が静かに舞っており、牧場の仔牛のむらさきに澄んだ眼が柔らかに見開かれています。綿虫と仔牛の取り合わせで初冬の透明な空気が伝わってくるようですね。
作者みずはら・しゅうおうしの紹介は、2005年1月17日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・昨日のW杯予選サッカーは、主力の本田、香川、岡崎選手がそろってベンチに、その代わり若手の清武、原口、大迫などが活躍して、サウジアラビアに競り勝ちました。待ち望んでいた代表の新旧交代がはっきりしましたね。いいことです。

投稿者 m-staff : 2016年11月16日 09:10

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