[2016年11月24日]

東塔の美しきゆゑ雪催ひ

後藤夜半(1895~1976)

雪催ひが冬の季語。雪気、雪雲、雪空なども同意の季語です。
23日夜半から24日にかけて、関東甲信には、雪の降る天気予報が出されました。予報が出ても三浦半島には雪が降ることはなかなかありませんでしたが、24日朝10時雪が降り始めました。これで少しは積もることでしょう。
雪催ゐは雲が深く垂れ、今にも雪が降ってきそうなどんよりとしたくらい空模様を言いますね。このような日は底冷えがしますね。実際は、雪害のない地方の人には雪への期待もあります。
ここで言う東塔は、比叡山延暦寺の三塔の一つ。ほかに西塔、横川があります。近江坂・本の西、比叡山の東側の中腹で、一山の中央部に当たります。ここには根本中堂、戒壇堂などがあります。東塔に降る雪を見てみたい気持ちから、作者はそれを「美しき」と表現しています。
作者ごとう・やはんの紹介は、2005年9月6日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・関東地方に大雪注意報発令中。11月の観測では54年ぶり、都心に初雪だそうです。交通マヒになりますね。

投稿者 m-staff : 2016年11月24日 10:40

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