[2016年11月25日]

幾時雨越えて蓮如の国に入る

堀口星眠(1923~2005)

幾時雨が冬の季語。時雨、時雨るる、朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨、横時雨、片時雨なども同意の季語です。
冬のある気象の変化で、晴れていたかと思うとさっと降り、たちまちに上がってしまう雨のこと。
この句で取り上げられている蓮如は、室町時代の後期に活躍する浄土真宗中興の祖で、比叡山から迫害されて、福井県の越前吉崎に御坊を建てて、北陸地方を教科しました。以後、発展目覚ましく、真宗王国を形成してゆきました。
作者は、北陸を旅して越前吉崎へ行くには、いくつかの峠を越さなくてはなりませんが、時雨に何回も会うことでしょう。それでもそれは蓮如が開いた国への道と詠っています。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・昨日は霙から雪なって、それから雨になってと大荒れの一日でした
ね。今朝は、天気が良くなり、富士山が陽を受けてキラキラ輝いて見えます。

投稿者 m-staff : 2016年11月25日 09:17

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