[2016年12月04日]

葱洗うふ女やひとり暮れ残る

尾崎紅葉(1867~1903)

葱洗ふが冬の季語。葱、ひともじ、深葱、根深、葉葱、葱畑、根深引くなども同意の季語です。
日が暮れるのが早くなりましたね。午後4時半ごろに日没になってしまいます。日の長い夏至と比べれば昼間の時間は6時間も短くなります。
この句では、たちまち暮れるなかで、女性が一人「暮れ残る」という光景は、何やら印象的ですね。作者は、葱の白さよりも女性の白い脛(はぎ)の方に視点が移っています。いわゆる久米の仙人の飛行中に衣を洗う若い女の脛を見て、神通力を失って墜落したことが思い出されます。日暮れの中に「女やひとり」がクローズアップされているのを面白く感じますね。
今日から人権週間。人間が人間として生まれながらに持っている権利。
作者おざき・こうようの紹介は、2005年7月9日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・ノルウェーのリレハンメルで行われているスキージャンプのW杯第2戦。またも高梨沙羅、伊藤有希選手がワンツーフィニッシュ。伊藤選手が格段の成長をしています。期待通り高梨のライバルになればいいですね。

投稿者 m-staff : 2016年12月04日 09:44

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