[2016年12月10日]

武蔵野の雀と親し冬柏

澤木欣一(1919~2001)

冬柏が冬の季語。枯柏、柏枯る、柏の枯葉なども同意の季語です。
冬枯れの雑木林を歩いていると、赤茶けた枯葉が枝にしがみつくようにしているので、柏とすぐわかりますね。物みな枯れの中で、特に強い印象を受けます。
柏は、ブナ科の落葉樹で、葉はふちが波状で柏餅を包むことでよく知られていますね。木の葉は冬になっても散らずに、茶色に枯れ切ったまま枝に残るという特徴があります。春になって、新芽が出てくるとようやく枯葉は枝を離れて地上に落ちます。
この句の武蔵野は、埼玉県の川越から南の東京都府中までの広がる地域です。広義にいえば武蔵国全部が当てはまります。一見、平凡のように見える句ですが、雀を取り上げたことで親しみが深まりました。
作者さわき・きんいちの紹介は、2005年3月8日を参照。
(出典:辻 桃子著「俳句の草木」、創元社、2003年刊)
・9日弾劾によって朴大統領の職務が停止しても、後を受けた黄首相へ野党側は協力しないというのですから、政治的な混迷はまだまだ続きます。目が離せませんね。

投稿者 m-staff : 2016年12月10日 09:41

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