[2016年12月18日]

一生を辞書編纂や石蕗の花

五所平之助(1902~81)

石蕗(つわ)の花が冬の季語。いしぶき、石蕗(つわぶき)の花なども同意の季語です。
石蕗の花は、北日本の寒い地方にはなく、暖地の海岸などでは10月ごろから咲きだします。以前に訪ねた北鎌倉の浄智寺の庭園には、見事な石蕗の花が咲いていました。禅味のあるひなびた美しさがあって、茶室の庭には盛んに植えられて風流を好む人たちに愛されていますね。
キク科の常緑多年草。形態は蕗に似ていますが、葉は厚く光沢があり、濃緑でとても美しく見えます。花は黄色の菊に似た姿で車輪のように並べます。この句の辞書編纂者で思い出すのは、三省堂の「新明解国語辞典を編纂した山田忠雄ですね。確かに彼の業績を読むと石蕗の花のようにひなびた禅味を感じます。
作者ごしょ・へいのすけ紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・このところ北京に続いてパリも深刻な大気汚染に苦しんでいると報じられています。そのほとんどが自動車の排気ガスによるもの。これは政府の抜本的な対策が必要です。

投稿者 m-staff : 2016年12月18日 09:53

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