[2016年12月23日]

古池のをしに雪ふる夕かな

正岡子規(1867~1902)

をし(鴛鴦)が冬の季語。鴛鴦(おしどり)、番い鴛鴦、離れ鴛鴦、鴛鴦の妻なども同意の季語です。
ずいぶん前ですが東横線妙蓮寺の菊名池で鴛鴦を見かけ、感動したことが思い出されます。
ガンカモ科。銀杏の葉の形をした翼の先が目立つ華やかな色をしている雄に対して、雌は目立たず暗褐色をしています。湖沼や河川などに生息して、秋冬になると人里の池に姿を現します。
この句は、古い池に夕方になって雪が降り始めている中で、鴛鴦がゆったりと泳いでいる様子が伝わってきます。その光景が見えるようですね。
同じ作者に次の句があります。
静かさやをしの来て居る山の池  子規
見事な写生句ですね。
今日は、今上の天皇誕生日。1933(昭和8)年12月23日のお生まれで83歳になりました。今の天皇と皇后はまるで夫婦仲の良い鴛鴦のように見えます。
作者まさおか・しきの紹介は、2005年1月20日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の鳥」、創元社、2003年刊)
・新潟県糸魚川市の大火事はようやく鎮火したようですが、現場周辺の道が狭く、離れた家屋に飛び火するなど、都市計画に様々な課題を突き付けましたね。
この寒空に被災者の皆さんは体調を崩さないよう祈ります。

投稿者 m-staff : 2016年12月23日 09:28

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5807