[2017年01月09日]

成人の日の躬を縛す紐いくつ

岸 風三楼(1910~82)

成人の日が新年の季語。成人祭、成人式なども同意の季語です。
戦後にできた国民の祝日のひとつで、満20歳に達して成人になった男女を祝福し励ます式が行われます。以前は1月15日が成人の日でしたが、2000年より1月の第2月曜日となりました。
この句では、「躬(み)を縛(ばく)す紐いくつ」が効いていますね。大人になった喜びと同時に、様々な場面で責任を問われることになります。選挙権が18歳以上の男女に与えられるようになり、20歳になれば飲酒や煙草の喫煙が許され、自立したかのような錯覚が個人に生まれて、その代わりに自らを律することの難しさに直面します。それでも親から解放されて自らの足で立つことの嬉しさは格別と思います。
作者きし・ふうさんろうの紹介は、2005年8月2日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・スキージャンプ女子のワールドカップ第6戦、高梨沙羅選手が今シーズン3連勝で5勝目を挙げました。通算は49勝目。大会は高梨沙羅選手の好きなラージヒルで、他の選手を寄せ付けませんでした。20歳の成人式を迎えた彼女は一番輝いて見えますね。

投稿者 m-staff : 2017年01月09日 09:37

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