[2017年01月13日]

まゆ玉や一度こじれし夫婦仲

久保田万太郎(1889~1963)

まゆ(繭)玉が新年の季語。餅花、餅穂、団子花なども同意の季語です。
15日の小正月の飾り物のひとつ。柳、みずき、榎、梅などの小枝に、紅白の餅や団子などを刺して飾り付けたもの。その地方によっては繭玉、餅穂、団子花などと呼びます。豊作祈願の行事でもありますね。
作者は、女性関係で絶えずもめ事を起こし、夫婦仲は良くなかったようです。新年らしく部屋に飾られたまゆ玉、豊かで幸多いことを祈るまゆ玉の下で、顔を合わせても一言も口をきかない夫婦。一度こじれた夫婦仲はそう簡単に元には戻りません。仕方がないと開き直った作者の気持ちが伝わって来るようです。
同じ作者に次の句があります。
まゆ玉のことしの運をしだれける  万太郎
まことに上手い表現ですね。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:関森勝夫著「文人たちの句境」、中公新書、1991年刊)
・昨日の記者会見を見ていると、トランプ次期大統領のアキレス腱は、女性問題。ロシアにその証拠を握られているようですね。20日の大統領就任式前後に何かあるかもしれませんよ。

投稿者 m-staff : 2017年01月13日 09:34

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