[2017年01月16日]

寒鯉の雲のごとくにしづもれる

山口青邨(1892~1988)

寒鯉(かんごい)が冬の季語。寒鯉釣、凍鯉、冬の鯉なども同意の季語です。
寒鯉は寒中の鯉のこと。鯉は冬になり水温が下がると、水底の泥などに身を潜めて静かに冬眠状態になります。もともとは活発な川魚ですが、餌をほとんど取らない寒鯉に冬の厳しさを見ることができますね。
この句では、「雲のごとく」という表現が効いています。たくさんの鯉が1か所に集まってくろぐろと見えますが、よく見るとわずかにそよいでいます。それは黒雲が天に湧いてゆっくりと形を変えてゆく
ようです。澄んだ寒の水と。水面に映る空の色、眺めていると真冬の静けさが伝わってくるようですね。
この句は、1950(昭和25)年刊行の「花宰相」に所収されています。
今日は、藪入り。昔、奉公人が正月の16日前後に主家から休暇をもらって親元へ帰ることを言いました。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2005年3月13日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・昨日の女子ジャンプ第8戦は、心配した通り、高梨沙羅選手は踏み切るタイミングが合わずに第4位。ラージヒルからノーマルヒルへの切り替えがうまくいっていないようですね。20日からの蔵王での第9戦に期待しましょう。

投稿者 m-staff : 2017年01月16日 09:23

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