[2017年01月23日]

風花のおしもどされて漂へる

倉田紘文(1940~2014)

風花が冬の季語。かざはな、かざばななども同意の季語です。
雲もなく空が晴れているのに、ちらちらと花びらのように舞い落ちてくる小雪を言い、日本海側の雪雲から、わずかな雪片が風に流されて山々を越えて風下側に流れ落ちてきます。また、山岳地の雪が風に舞いあげられて飛んでくる場合もありますね。昔、伊豆の天城峠を車で移動しているときに風花に出会い、幻想的な気持ちになったことがありました。光を浴びて輝きながら舞う風花の姿は見とれてしまいますが、どこか頼りなげな風情がしてきます。
この句では、その風花が風に押し戻されてキラキラと漂っている姿を表現していますね。
作者くらた・こうぶんの紹介は、2009年3月 24日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・冬型の気圧配置が強まり、これから24日にかけて北日本や西日本の日本海側に大雪警報発令中。交通への影響はもちろんですが、雪の重みで家屋が心配ですね。中学生・高校生の頃の、旭川での屋根の雪下ろしを思い出します。

投稿者 m-staff : 2017年01月23日 09:45

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