[2017年01月26日]

枯れきつて胸に棲みつく怒りの虫

石原八束(1919~98)

枯きつてが冬の季語。冬枯、枯、枯るなども同意の季語です。
冬も深まって、木も草もほとんど枯れ果て、野山も路傍や庭、川さえも枯れ一色になった荒涼とした風景を指します。三浦半島でも枯れた眺めが続いています。また、これらの大きな風景だけでなく、一本の木や草についてもこの季語は使われますね。「霜枯」も同じような光景を指していますが、冬枯が乾ききった感じを与えるのに対して、霜枯は、湿った霜に濡れつつ枯れてゆく印象を与えてくれます。
作者は、何に対して「怒りの虫」を胸に抱いているのでしょうか。確かに荒涼とした風景は、とらえどころのない感じがします。
作者いしはら・やつかの紹介は、2005年9月5日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・トランプ大統領の移民政策や環境政策に反対するアメリカの人々はどこまで戦えるでしょうか。大変な時代になりましたね。

投稿者 m-staff : 2017年01月26日 09:34

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