[2017年01月28日]

再びは生れ来ぬ世か冬銀河   

細見綾子(1907~97)

冬銀河が冬の季語。冬の星、寒星(かんせい)、荒星(あらぼし)、凍星(いてぼし)、星冴ゆるなども同意の季語です。
凍てついた空に寒々とした鋭い光を放つ昴、牡牛、馭者、双子、オリオンなどの目立つ星座が上に上がってきますね。オリオンを中心にして、寒い光をきらめかせます。木枯らしが吹き、霜が降り、雪が降るようになると、星は鋭い光を放ちます。
この句の冬銀河は、天の川のこと。天の川のもっとも美しいのは秋ですが、冬の凍てついた空にかかる眺めも。身に沁みるような味わいがありますね。人間は生まれれば必ず死ぬものですが、それにしても冬の星は鋭い寒い光を放っているなあ、と慨嘆しています。
今日は、初不動。部屋から見える裏の武山の頂上には、龍塚山不動院持統寺があり、三浦半島霊場一番札所になっています。ご利益は豊漁や海上の安全。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
・今日は調布から池袋へと大旅行。天気は良さそうですね。

投稿者 m-staff : 2017年01月28日 08:35

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