[2017年02月01日]

姨捨の深雪のそこの炬燵婆

藤岡筑邨

深雪が冬の季語。
深雪は、雪の美称、また深く積もった雪を言います。
姨捨山(おばすてやま)は、長野県北部の長野盆地にある山のこと。正式な名前は冠着山(かむりきやま)。標高1,252メートル。田毎(たごと)の月で知られています。更科(さらしな)に住む男が、親代わりの姥(うば)を山に置いて逃げ帰りましたが、折からの名月に後悔して、「我が心慰めかねつ更科や姨捨山に照る月を見て」と口ずさみ、翌朝姥を連れ帰ってきたという伝説があります。
この句は、これを踏まえた作品。老人への虐待は昔語りですが、現代でもそう変わってはいないと思われますね。炬燵婆は、新造語。
作者ふじおか・ちくそんの紹介は、2008年5月18日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・今日から2月、如月。トランプ“暴走”大統領に、アメリカ国内はもとより世界中が振り回されていますね。先がまったく読めない時代になりました。

投稿者 m-staff : 2017年02月01日 09:30

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