[2017年02月07日]

春めきし箒の先を土ころげ

星野立子(1903~84)

春めきしが春の季語。春めく、春動く、春きざすなども同意の季語です。
立春以降も冬型の気圧配置に戻って寒さを感ずることはしばしばありますが、草木や虫、鳥など自然のものに春らしさを覚えるこのごろですね。「めく」という接尾語は、その兆しが見えてくるという意味を添える言葉で「夏めく」「秋めく」とも使えますが、「春めく」はより言葉として成熟していますね。それだけに、春を待つ思いが良く伝わってきます。
この句では、冬から春になって、庭を掃く箒の先についてくる土も春を喜んでいるようだ、と詠っています。
同じ作者に次の句があります。
春めくと覚えつつ読み耽(ふけ)るかな  立子
暖かくなれば、積んである本をじっくりと読もうと作者は思い立ちました。
今日は、北方領土の日。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・イギリスのエリザベス女王が即位から65年を迎え、在位期間は歴代の君主の中で最も長くなり、90歳の高齢ということから公務の負担を減らす動きが進んでいるようです。イギリスでは健康や高齢を理由に王位を譲った例はないそうです。さて、日本はどうなるのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2017年02月07日 09:45

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