[2017年02月15日]

戸鳴りして昼を灯すや春嵐

及川 貞(1899~1993)

春嵐が春の季語。春疾風、春荒、春はやち、春のはやて、春北風、春強風なども同意の季語です。
春の強風のこと。突風を春疾風と言います。どちらも雨を伴いませんが、暴風雨になると春荒と言います。春の気象は、移動性高気圧と低気圧が交互に西から東へ進みます。低気圧が日本海を通るときに春嵐が起きやすくなります。寒冷前線が南下すると突風が吹くことがあり、これが春疾風となります。いずれも春の不安定な気象の代表的なもので雨や砂埃、それに火災を起こしたり、心理的に不安定な気分にさせられますね。
この句は、春の嵐に惑わされて、雨戸が鳴り、閉め切って昼なのに灯が必要になった状態をとらえています。
今日は、涅槃会。お釈迦様入滅の日。今では3月15日に法会を行うと所が多くなりました。
作者おいかわ・ていの紹介は、2005年8月22日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日は三鷹へ。清水哲男氏の誕生日。傘寿を祝います。

投稿者 m-staff : 2017年02月15日 08:41

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