[2017年02月27日]

開けたてのならぬ北窓ひらきけり

上田五千石(1933~97)

北窓ひら(開)くが春の季語。
冬の寒気や風を防ぐために、閉め切っていた北側の窓を、春になると開け放って外の空気を入れることを言います。家の中が晴れ晴れとした気分になります。この頃では、北窓と言っても昔ほどに暗い感じはしませんが、それでも春先になって北窓を開くのは、季節の移り変わりを肌で感じることのできる生活者の喜びがありますね。
この句は古びた家なのでしょうか、開けたての渋い北窓をようやく
開いて、待ちに待っていた春風を直に感じています。
同じ作者に次の句があります。
喪にこもりて北窓片開き  五千石
まるで喪のときの半旗のようですね。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:上田五千石著「遊山」、ふらんす堂、1994年刊)
・カナダのカルガリーで行われているスピードスケートの世界スプリント選手権で小平奈緒選手が総合優勝、これは快挙ですね。これまでの努力が実を結びました。おめでとう。

投稿者 m-staff : 2017年02月27日 09:36

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