[2017年03月03日]

土不踏なければ雛倒れけり

阿波野青畝(1899~1992)

雛が春の季語。雛祭、ひひな、雛飾り、雛人形、雛道具、雛屏風、雛段、雛の膳、雛の酒、雛料理、雛菓子、雛の燈、雛ぼんぼりなども同意の季語です。
今日は、ひな祭り、耳の日。
雛の節句に雛を飾り、女の子の節句として祝います。起源は、古くから上巳(じょうし)に行われた祓いから変化したと言われています。形代(かたしろ)で身体を撫でてから穢れを形代に移して川へ流しましたが、この形代の代わりに雛の人形を作り、家に飾るようになったと言われています。女の子の将来を祝う祭りで華やかに楽しく、また懐かしい祭りですね。
人間に「土不踏(つちふまず)」が無ければ倒れてしまいます。雛(ひひな)も同じ。何とも意表を突いた句ですね。言われてみればその通りですが、いいところを突いています。我が家は男二人の兄弟ですが、次男のところに中学2年の女の子がいます。
この句は、1980(昭和55)年刊行の句集「不勝簪(ふしょうしん)」に所収されています。
作者あわの・せいほの紹介は、2005年4月21日を参照。
(出典:大岡 信著「第十 折々のうた」、岩波新書、1992年刊)
・大リーグは1球も投げない敬遠とか、ビデオ判定要求に30秒以内とか、新しいルールを今季から導入。日本は様子見でしょうね。

投稿者 m-staff : 2017年03月03日 09:55

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