[2017年03月06日]

蕗の薹寒のむらさき切りきざむ

橋本多佳子(1899~1963)

蕗の薹(ふきのとう)が春の季語。蕗の芽、蕗の花、蕗のしうとめ、蕗味噌なども同意の季語です。
先日、蕗の薹をてんぷらにして食べました。これぞ春の食卓と言ったほろ苦さが口の中を満たしました。
蕗は、山野の自生するキク科の多年草。春になると雪解けを待ちかねたように、萌黄浅緑色の花穂を土の中から出します。まだ葉の出る前に根茎から緑色の花茎を出します。卵型で、うろこのような葉で包まれています。土手や山野で蕗の薹に出会うとやはり春の足音を聞くような気分になりますね。摘んで食べるとほろ苦い味がして、味噌にすり込んだり、てんぷらにすることが多いようです。
この句は、春先の寒い中で蕗の薹を切り刻んでいるうちに、寒のむらさき色が浮かんできたと詠っています。寒を紫色ととらえるところはやはり俳人ですね。
作者はしもと・たかこの紹介は、2005年1月25日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今朝方、北朝鮮がミサイル4発発射、我が国の排他的経済水域に3発落下した模様。韓国の通信社の発表では、約1000キロ飛行したと伝えています。今にとんでもない間違いが起きそうですね。

投稿者 m-staff : 2017年03月06日 09:36

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