[2017年03月09日]

春寒し水田の上の根なし雲

河東碧梧桐(1873~1937)

春寒しが春の季語。春寒、寒き春、春寒(しゅんかん)、料峭(りょうしょう)なども同意の季語です。
立春もはるかに過ぎたというのに朝晩の寒さは続いていますね。寒暖差が激しいので健康には注意が必要です。しかしながら、まだ寒くはありますが、春の光は確かに感じられますね。
この句は、情景に特に工夫を凝らしてはいませんが、この根なし雲の透明感はいかにも「春寒し」にぴったりですね。水田の上に根なし雲がふんわり浮かんでいて本当の春の来るのを待っています。振り返ってみれば、作者のその後を暗示しているようにも感じます。
この句は1898(明治31)年刊行の句集「新俳句」に所収されています。
作者かわひがし・へきごとうの紹介は、2005年3月11日を参照。
(出典:大岡 信著「第四 折々のうた」、岩波新書、1984年刊)
・WBCの日本代表チーム、オーストラリアに勝利。心配だった継投も何とかうまくゆき、筒香選手の2試合連続のホームラン、メジャーリーグからお呼びがかかりそうですね。

投稿者 m-staff : 2017年03月09日 10:01

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