[2017年03月12日]

修二会の奈良に夜来る水のごと

角川源義(1917~75)

修二会(しゅにえ)が春の季語。二月堂の行、お松明、水取、若狭の井、柳松明、柳炬火なども同意の季語です。
今日は、奈良東大寺お水取り、大相撲大阪場所初日。
奈良東大寺二月堂では、3月1日から14日間にわたり、修二会の行法を行います。これを二月堂の行(おこない)と言います。お水取りはその行のひとつで、3月13日の午前2時ごろ行われます。二月堂で1年間仏事に用いられる聖水を堂の近くの閼伽井(あかい)で汲み、本堂に運びます。この閼伽井の水は若狭の国から地下でつながっていると伝えられています。この行法の間、雅楽の響きの中で、法螺貝を吹き鳴らし、杉の枯葉をかがり火に焚き、僧侶が大松明をふりかざして回廊を駆け上る壮観な行事が行われます。
この句は、修二会の行に使われる水と火の一大ページェントを捉え、この日以後関西に春が来ると詠っています。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・東日本大震災から6年、各地で慰霊祭が行われました。震災の犠牲者への追悼と震災を忘れないという祈りは永遠に続きます。いまだ仮設住宅に多くの皆さんが居住しています。何とかならないものでしょうか。

投稿者 m-staff : 2017年03月12日 10:03

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