[2017年03月15日]

草青むとて還らざる人の数 

文挾夫佐恵(1914~2014)

草青むが春の季語。下萌、萌、草萌、畦青む、土手青むなども同意の季語です。
春になって大地から草の芽が萌え出ることを言います。草萌、草青むは、草の方に力点が置かれています。下萌は、草の萌え出ている大地の方に比重がかかった季語です。また、「下萌」は古くはひそかに思い焦がれる意味に使われてきました。萌え出た草の芽は、暖かな日や、雨を受けて勢い良く成長して、緑の色を濃くして大地に広がり、本当の春が来たことを知らせてくれますね。
この句ですぐに思い出すのは東日本大震災のこと。犠牲者は21,969人。本当に町一つが消滅したような数です。草がずんずんと青くなって成長しても多くの人々は還ってきませんね。
作者ふばさみ・ふさえの紹介は、2006年12月26日を参照。
(出典:角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
・WBCの日本代表チームはキューバに8対5で勝利。選手は1戦ごとに成長しています。小久保監督は好調の小林に代えて内川を代打に起用。それがまんまと成功して5連勝。日替わりヒーローが出るときは負けません。まるで高校野球のようですね。

投稿者 m-staff : 2017年03月15日 09:45

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