[2017年03月20日]

雨着透く春分の日の船の旅

秋元不死男(1901~77)

春分の日が春の季語。春季皇霊祭も同意の季語です。
この祭日の趣旨は、「自然を讃え生物をいつくしむ日」となっていますが、国を挙げて祖先を偲ぶ休日とあれば墓参りに出かけましょう。気候も春めいて爽やかな季節です。
戦前は春季皇霊祭と呼び、天皇が宮中の皇霊殿で先祖の御霊を祭る行事でした。戦後はその名前が廃止されて春分の日になりました。春分は彼岸の中日に当たり、墓参や先祖祭りが行われます。
この句の作者は船の旅をしていて、春の温かい雨が雨着を透いて体にしみてきていると詠っています。きっとご先祖は今頃どうしているかしらと内心では思っているのですね。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・WBCの日本代表チームは、アリゾナの練習試合で、昨日はカブスに6対4、今日はドジャースに3対2で連敗。現地で体を慣らすのが目的の試合ですから、気持ちを切り替えて22日のアメリカ戦に臨みましょう。

投稿者 m-staff : 2017年03月20日 09:46

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5926