[2017年03月23日]

三椏や皆首垂れて花盛り

前田普羅(1884~1954)

三椏(みつまた)が春の季語。結香(むすびき)の花も同意の季語です。
ジンチョウゲ科の落葉低木。中国雲南省からヒマラヤが原産地。渡来したのは古く、室町時代以降は和紙の原料として栽培されました。葉に先立って淡い黄色の筒状の花が枝先に球状に群れて咲きます。枝が必ず3つに分かれるところこの名前があって、万葉集に詠まれています。
この花は、沈丁花ほどは強くありませんが、つつましい匂いがします。うつむいて咲いている様子は物を何か思うように見え、また何かおどけたようにも見えます。
この句は、花が首を垂れて一斉に咲いている景色が春の勢いを感じさせてくれます。
今日は、彼岸明け。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今日は相模原の蓮乗院へ墓参り、そのあと調布へ。

投稿者 m-staff : 2017年03月23日 09:06

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