[2017年04月14日]

身のうちへ落花つもりてゆくばかり

野澤節子(1920~95)

落花が春の季語。花散る、散る花、花吹雪、桜吹雪、飛花、花屑、花の塵、花筏なども同意の季語です。
まことに花の命は短いですね。その花の散る様子を落花と言い、花吹雪と言って惜しみます。桜は咲く花も散る花も古くから詩歌に詠まれ、わたくしたち日本人の心を捉えてきました。特に、散る花には特別の思いが込められています。
この句は、桜の花が散る落花が自分のうちに深く静かに降り積もってゆくと述べています。淡々とした風情ですが、心が打たれますね。
この句は1983(昭和58)年刊行の句集「八朶集」に所収されています。
作者のざわ・せつこの紹介は、2005年3月9日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」、講談社、1993年刊)
・先月26日に殺害された小学3年生の女児の容疑者は同じ小学校の保護者会の元会長。世の中どうなっているのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2017年04月14日 12:34

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