[2017年04月15日]

母子寮の空缶に棲む一尾の蝌蚪

三谷 昭(1911~78)

蝌蚪(かと)が春の季語。おたまじゃくし、蛙の子、蝌蚪の紐、数珠子なども同意の季語です。
近くの富士見小学校の小さい池におたまじゃくしが育っています。おたまじゃくしを見ていると心が休まりますね。池や沼、水たまりなどに泳いでいるのは、その形や泳ぎ方などに愛嬌があり、子供たちが飼っている様子はまことに微笑ましいものですね。
この句は、実景でしょう。母子寮の空缶におたまじゃくしが一尾泳いでいるのは、そこに住んでいる母一人子一人の気持ちを代弁しているようです。
作者みたに・あきらの紹介は、2007年3月29日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日は横浜で句会。天気は、気温が上がりそうです。

投稿者 m-staff : 2017年04月15日 08:56

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