[2017年04月28日]

晩春の雲より出でて梓川

廣瀬直人

晩春が春の季語。季春、末の春、春尽く、春終る、おそ春なども同意の季語です。
春を、初春、仲春、晩春と分けた最後の時期で、4月に当たります。春も真っ盛りというよりは盛りが過ぎて夏に近く、けだるいほどですね。樹緑樹の葉が落ちて芽が出て、蓮などが芽を伸ばし始めます。
この句の「梓川」は、長野県の西部を流れています。槍ヶ岳を発する70キロの急流で、下流は犀川、日本最長の信濃川に合流します。晩春の雪解けは水量が豊かで流域に潤いをもたらします。この句は自然賛歌とも言えますね。雲から川が流れだすかのような唐突さが効いています。
同じ作者に次の句があります。
晩春の登りつめたる峠の木  直人
これはまた峠の木に晩春の思いを託しています。
作者ひろせ・なおとの紹介は、2006年2月6日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・プーチン大統領は、どうにも策士という印象。安倍首相は手玉に取られているのではないですか。

投稿者 m-staff : 2017年04月28日 09:35

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