[2017年04月29日]

目借時狩野の襖絵古りに古り

京極杜藻(1894~1985)

目借時(めかりどき)が春の季語。蛙の目借時、めかる蛙も同意の季語です。
晩春になると暖かくなり、しきりに眠気を催すことがありますね。それは蛙に目を借りられるためだと昔から言われていて、この語源には、「目離れ時(めかれどき)」が最初。「目」は男女が逢うの意味。「かれる」は逢うことが遠のくことを言います。蛙は産卵のために冬眠から出てきますが、終ると土中へ戻り夏まで出てきません。
この句の「狩野」は、狩野正信を始祖とする画家の家系のこと。その狩野派の襖絵が古くなって時代が新しくなり、時代の変遷を作者は言い当てていますね。
今日は、昭和の日。2007(平成10)年に制定された祝日。日付は昭和天皇の誕生日である4月29日として、その趣旨は「激動の昭和の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」としています。
作者きょうごく・とそうの紹介は、2005年11月23日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・北朝鮮が今朝、またミサイルを発射。しかしすぐに失敗。「失敗の研究」が行われていないのか、上が命令しても現場がいうことを聞かずに失敗するようにしているのか、真相はわかりませんね。

投稿者 m-staff : 2017年04月29日 09:38

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