[2017年05月07日]

仔馬には里初めてや余花白き

大須賀乙字(1881~1920)

余花が夏の季語。若葉の花、青葉花、夏桜なども同意の季語です。
俳句で残花は春の終わりごろに咲き残った花を指し、余花は初夏になっても咲いている桜の花のことを言います。余花には残花とは違った一味違った趣がありますね。山の奥に分け入って、ふと見かける山桜にも同様の心が通います。
この句は山の牧場から引かれてきた仔馬を詠んでいます。仔馬は今までに山里に連れてこられなかったので、その仔馬の目には里の営みが驚きを与えているに違いありません。この句のポイントは、里を知らない仔馬のういういしさと、白い花で咲き残っている余花のみずみずしさが関わるところです。この仔馬に作者は哀憐を感じていますね。
作者おおすが・おつじの紹介は、2011年9月1日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今日でフランスの大統領が決まります。マクロンかルペンか、それによってEUの行く末に大きな影響が生まれます。報道ではマクロン有利とか。原発事故で帰還困難地域の福島県浪江町の山火事は発生から1週間たって50ヘクタールが消失しました。今日も消火活動が続けられます。

投稿者 m-staff : 2017年05月07日 09:49

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