[2017年05月16日]

朴散華即ちしれぬ行方かな

川端茅舎(1897~1941)

朴散華(ほおさんげ)が夏の季語。朴の花、厚朴の花も同意の季語です。
モクレン科の落葉高木。高さは20メートル。4月から5月にかけて黄白色の大きな花を開きます。花弁は9枚でよい匂いがしますね。
「朴散華」と言いますが。散ることはなく、次第にしおれて落ちます。ほおは、包という意味で、食べ物をこの葉でくるんだことから来ています。
「散華」とは、仏に供養するために花を散布すること。あるいは花のように散るので華々しい戦死をいいます。「朴散華」とは、朴の花の散ることですが、死を意味する心象風景の造語でしょうね。作者は庭に朴の木を植えて花を愛していました。それが散るとき自身の運命も尽きるときと達観しています。辞世の句ともいうべき覚悟が伝わってきます。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
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投稿者 m-staff : 2017年05月16日 09:19

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