[2017年05月23日]

卯月野のほとけの親にあひに来し

西島麦南(1895~1981)

卯月野(うづきの)が夏の季語。卯の花月も同意の季語です。
卯月は、陰暦4月の異称。卯の花の咲く月からの意味。現在の5月ごろですね。
この句の「前書き」には、「展墓帰郷」とあります。作者は熊本県の出身。上京し、武者小路実篤が宮崎に建設した「新しい村」に参加。後に岩波書店に勤め、夏目漱石や幸田露伴、芥川龍之介、志賀直哉などの著作を校正し、校正の神様とも言われました。熊本へは40年ぶりの帰郷だったと言います。時間が過ぎれば、親の死も懐かしいものの一つですね。それが「ほとけの親」と言った表現になっていて、陰暦4月の明るさのなかで墓参りをしたというのです。掲出句は、人生を達観した人の故郷への感慨が込められています。
作者にしじま・ばくなんの紹介は、2005年6月26日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・北朝鮮の新型ミサイルで、アホな委員長は、新型弾道ミサイルの大量生産と実戦配備を指示した、と言います。どうしたら止めさせることができるのでしょうね。頭の痛い問題です。

投稿者 m-staff : 2017年05月23日 09:20

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