[2017年06月19日]

鼻の穴涼しく睡る女かな

日野草城(1901~56)

涼しくが夏の季語。涼し、朝涼、夕涼、晩涼、水涼し、庭涼し、鐘涼しなども同意の季語です。
夏は暑いと諦めているひとときに、思いがけなく、さあっと風が吹いて風鈴が鳴ったりします。暑さと涼しさは、光と影のような関係にあり、照り付ける太陽のもとから木陰に入ると、ほっとする気分になります。人は暑さから逃れようとするために、様々な工夫を凝らし、その涼しさを求める行為が「涼み」であり、「納涼」ですね。
ここでは、暑さの中で昼寝をしている女性にスポットを当て、鼻の穴にまで観察をこらしています。ユーモアと同時にその時の姿態に興味をそそられます。
この句は、1932(昭和7)年刊行の句集「青芝」に所収されています。
今日は、桜桃忌。作家・太宰治の忌日。毎年、三鷹の禅林寺で桜桃忌が行われ、これは短編「桜桃」にちなんでいます。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:大岡 信著「第五 折々のうた」、岩波新書、1986年刊)
・第117回全米オープンゴルフで松山英樹選手が自己最高の2位になりました。これは凄いこと、1980年の青木 功選手以来二人目。次に期待がかかりますね。

投稿者 m-staff : 2017年06月19日 09:49

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