[2017年06月20日]

紫陽花や雨にも日にも物ぐるひ

諸九尼(1714~81)

紫陽花が夏の季語。七変化、四葩(よひら)も同意の季語です。
紫陽花は、梅雨に咲く花と思いがちですが、意外に花期は長く、秋に咲いているものを「秋紫陽花」と言ったりしますね。
ユキノシタ科の落葉低木。本州のかいがんに自生していた額紫陽花を改良したものです。梅雨の代表的な花木としてよく知られていて、花の色が緑白色から淡紅や空色などへ変化するので七変化の名前がついています。また、萼が花に見えるので四葩とも言われます。
作者は、紫陽花の変転を「物ぐるひ」に対応させて、かなしい過去を語っています。「物ぐるひ」とは、何かが原因で正常な判断ができなくなることを言います。
作者しょきゅうには、江戸中期の福岡県竹野の生まれの女人。庄屋の妻女でしたが、旅の俳人と駆け落ちをして数奇な運命をたどります。大阪や京都に住み、また各地を転々として、晩年には故郷に近い山辺に草庵を結び、ひっそりと暮らしました。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・パリのシャンゼリゼ通りで治安部隊の車列に複数の武器や爆発物を
積み込んだ乗用車が突入、治安部隊の隊員や観光客にけがはありませんでした。ISが追い詰められて狂気に走っていますね。

投稿者 m-staff : 2017年06月20日 09:42

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